2014年9月27日土曜日

Roaminig Sheep

 ホームページの扉絵を、てまりんのお友達のgrassiaさんに描いてもらったよ。
 FFの女性キャラクターではティナが一番好きなので嬉しい です。天野イラストの半分死んでそうな目つき(褒め言葉)とか、退廃的なイメージがあっていい。というか、FFVIのビジュアル全てが、魔導アーマーに乗っているティナに集約されていると思う。
 
 そもそも、それまでのファイナルファンタジーってすごく女の子に魅力がないゲームだったと思う。当時、あんまりゲームの中の女の子がいいなと思ったりしない子どもだったのもあって、FFと言えばミンウとかヨーゼフみたいな濃い男キャラとか、レオンハルトやカインみたいな影のある二枚目が動かしていくものだと捉えていた。だってマリアとかローザとかレナとかって 、みんな同じに見えるしねえ。

 そんな中でティナが特別に見えたのは、たぶん女性らしさというものを感じなかったからだと思う。中学生とか高校生が女の子に憧れるのって、カワイさとかお色気とか清潔さ、精神的な成熟度、そして優しさでしょう。ティナって、そのどれにも当てはまらないんじゃないだろうか。手に入れようと思っても近づくことさえできないような脆さと完璧さを兼ね備えた魅力を感じて、当時友達には言えなかったけど 強烈に惹かれていたものだった。たとえば人形を作る人って、そういうものを形にしているんじゃないかなと思う。

 このゲームのエンディングで、ティナが飛空艇の先に一人で行って、髪が風になびくシーンがあるけど、あれはスーファミ屈指の名場面だ。ああ、この人はやっぱり誰のものにも、どんなものにもならないんだなと思った。形としては聖剣伝説のラストでヒロインが樹になってしまうのと似た感覚を覚えた。

 そんなわけで自分にとっては特別なキャラクター。曲も大好き で、作る予定だった4thアルバムでは、自分としては一番気合いを入れてアレンジしたのがティナのテーマだった。それぞれのパートをすごく練って作って、何度も自分でデモを作ったし、スタジオに入ってバンドで合わせていてもすごく気持ちの高まってくるものだった。 これはいつか形にしたいなー。 
 

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